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スタッフインタビューInterview

金親 友也
【看護師】金親 友也2025年入社

主体性を尊重する職場で、自分らしい看護を深める

訪問看護ステーションみのり横浜
所長 金親 友也

Q1. 精神科訪問看護で大切にしていることは?

私は「利用者様の行動には必ず背景がある」という考えを大切にしています。 その行動は決して悪意から生まれるものではなく、さまざまな経験や環境の積み重ねによって今の状態になっているのだと想像する力が必要です。 例えば、攻撃的になってしまう利用者さんがいるとします。その背景には、新しい人の前でツライ思いをしたトラウマがあるのかもしれません。あるいは、発達特性として知らない人が苦手で、どう接していいかわからず、衝突するような態度をとってしまうのかもしれません。過去の親の姿を私たちに重ね合わせている可能性もあります。 こうした背景を想像しながら関わることで、これまで見えなかったことが見えてくると感じています。

Q2. 実際に訪問看護をやってみて感じるやりがいや課題は?

訪問看護は、病棟勤務と比べて患者さんとじっくり向き合う時間がとれることにやりがいを感じています。一人ひとりの利用者様と密に関われるのは、大きな魅力です。 一方で、課題も感じています。特に、人への警戒心のある利用者様の場合、病棟であれば5分程度の短い関わりを繰り返して少しずつ距離を縮めることができます。しかし、精神科訪問看護では、その日の決まった予定された時間に同じ空間で過ごすため、利用者様に負担をかけてしまうのではないかと感じることがあります。この訪問時間の長さゆえに、利用者様との関係構築のペースを調整するのが難しいと感じています。

金親 友也

Q3. みのりへの入社を決めた理由は?

入社の決め手は、ホームページにあった「主体性を尊重する」という言葉です。 他の医療機関でも似た言葉はありますが、みのりではそれを具体的に「利用者主体の看護」として言語化しており、他にはない先進性を感じました。 また、スタッフ一人ひとりのキャリアを大切にする姿勢も魅力的でした。スタッフの「どうしたいか」を真剣に聞いてくれる、温かい社風に惹かれました。

金親 友也

Q4. 未来の仲間へのメッセージ

みのりで働くと、必ず何か得られるものがあります。みのりの理念には、自分の看護観やこれまでの経験を振り返るヒントがたくさん詰まっています。「主体性」というキーワードは、私が学んでいるトラウマケアにも通じるものがあり、精神科訪問看護への関心をより一層深めるきっかけとなりました。 また、月1回の管理者面談でスタッフ一人ひとりの状況を丁寧に確認してくれるなど、「スタッフを大切にする姿勢」が形になっています。確かに短期間で退職された方もいますが、その期間にも得られるものは必ずあるはずです。 少しでも興味を持たれた方は、ぜひ一度、みのりの訪問看護の世界を体験してみてください。