先日、7月27日(月)に東大阪市立障害児者支援センターレピラで開催された、基幹相談支援センター主催の研修会「障害のある人の意思決定支援」に参加してきました。
大阪弁護士会の愛須勝也弁護士を講師にお迎えし、法律の視点から意思決定支援のポイントを学ぶ講義や、身近な事例をもとにしたグループワークが行われ、非常に学びの多い時間となりました。今回は、この研修に参加した精神保健福祉士の谷所が感じたことをお届けします。
グループワークで広がる「顔の見える関係」
研修の講義内容はもちろん大切ですが、私がこうした地域の集まりで特に意識しているのが、グループワークを通した「顔の見える関係づくり」です。
他事業所の専門職の皆さんと意見を交わす中で、「みのり」が日々の支援でどのようなことを大切にしているのか、具体的にどのようなお手伝いができるのかを知っていただく絶好の機会でもあります。
当日もグループワークでの発言を通して、「みのり」の良さを少しはお伝えできたのではないかと感じています。
東大阪市は範囲が広いため、どうしても私たちの訪問範囲外になってしまう地域もありますが、参加された方から「訪問範囲が合うのであれば、ぜひ使ってみたい」という嬉しいお声もいただきました。こうした温かい繋がりが生まれるのも、地域の研修会ならではの魅力ですね。
「よかれと思って」の誘導になっていないか?
そして、今回のメインテーマである「意思決定支援」。これは現在の福祉における大きな潮流でもあります。
改めて専門的な解説をきちんとお聞きするうちに、深く考えさせられるものがありました。「本人のためを思って」関わっているつもりでも、知らず知らずのうちに、私たち支援者が望む方向へ本人の気持ちを誘導してしまってはいないだろうか――。講義を聞きながら、実際の支援場面がいくつか頭をよぎり、ハッとさせられました。
本人の代わりに何かを決めるということは、決して簡単なことではありません。十分に話し合い、本人の意思を確認するための工夫を何度も重ねたうえでの、「最後の手段」なのだと改めて強く再認識しました。
日々の支援を見つめ直して
意思決定の尊重は、普段から当たり前のように意識していることかもしれません。しかし、日々の支援に慣れてしまうことで、いつの間にかその重みを簡単に考えてしまう危険性もあります。だからこそ、定期的に立ち止まり、自分の支援を振り返ることが必要なのだと実感しました。
地域での新しいつながりを作ること、そして日々の支援のあり方を真摯に見つめ直すこと。その両方を同時に考える機会をいただけた、本当に貴重な研修でした。
今回学んだ気づきを胸に、これからも「みのり」は、ご利用者様お一人おひとりの想いに寄り添った丁寧な支援を届けてまいります。
(精神保健福祉士・谷所)