2026年6月6日〜7日にかけて札幌で開催された「第2回日本高度実践看護学会学術集会」に、弊社の中村が参加してきました!
「高度実践看護の道標」というテーマのもと、実践・教育・研究の各側面からこれからの看護の未来を再考する、非常に貴重な機会となりました。
▼ 学会概要
- 会期:2026年6月6日(土)~7日(日)
- 場所:札幌
- テーマ:「高度実践看護の道標」
- 公式サイト:第2回日本高度実践看護学会学術集会
本学会では、AIや遠隔技術を活用した高度なシステム利用といったマクロな視点から、それぞれの分野の専門性を最大限に活かして患者さん一人ひとりに寄り添うミクロなケアまで、非常に多角的な議論が展開されました。
特に感銘を受けた「地域共生社会」をテーマにしたセッション
数あるプログラムの中でも、特に感銘を受けたのが「地域共生社会」をテーマにしたセッションです。
会場では、「地域包括ケアって言ってたじゃん?」「なんで今度は共生?」というタイムリーな投げかけで笑いが起こりつつも、ここに至る経過が丁寧に説明されていました。
印象的だったのは、専門職が個別にケアを提供する段階を超え、APN(高度実践看護師)が地域全体をデザインする「触媒(カタリスト)」として機能する重要性が説かれた点です。
このコミュニティエンパワーメントのお話は特に深く心に残り、このような変化の流れの中で「自分に何ができるか」を自分事として真剣に考えるきっかけとなりました。
現場での試行錯誤と、文化としてのACP
もちろん、こうした地域への実践には多くの困難も伴います。住民の主体性を引き出す難しさや、時にはあえて専門職の介入を控えるべきかという葛藤も生じます。
しかし、登壇者の方々は、戦術的に小さな成功体験を重ねたり、時にコミュニティ自身の決断を尊重したりと、現場でのリアルな試行錯誤を惜しみなく共有してくださいました。
その文脈で語られたACP(アドバンス・ケア・プランニング)は、単なる延命治療の意思確認という手続きではなく、「地域住民が対話を重ね、価値観を共有する文化そのもの」として位置づけられていました。
CNS(専門看護師)とNP(診療看護師)の密接な連携
また今後、地域包括ケアの質を構造的に高めていくためには、CNSとNPがそれぞれの強みを活かして密接に連携していくことが不可欠である、というお話もありました。
それぞれの専門性が交わることで、より強固で安心できるケアのネットワークが構築できるという、新たな未来のビジョンを模索する素晴らしい機会となりました。