専門誌『コミュニティケア』2026年夏号に副社長・小瀬古の寄稿記事が掲載されました
医療教書出版の専門誌『コミュニティケア』2026年夏号(Vol.28 No.3)の特集「拡大か、深化か――訪問看護ステーションの進むべき道」にて、弊社トキノ株式会社 副社長・広報戦略担当の小瀬古伸幸が執筆した原稿が掲載されました。
今回の記事では、私たちが軸に据えている精神科訪問看護の取り組みや、日々の実践をいかに組織の力へと高めていくかについて詳しくお伝えしています。
掲載記事の概要
- タイトル 「ともに在る支援」の組織的実践を積み重ねる精神科訪問看護の深化
- 執筆者 小瀬古 伸幸(トキノ株式会社・訪問看護ステーションみのり 副社長・広報戦略担当)
原稿でお伝えしている主なポイント
精神科訪問看護における伴走とは、症状や生活を医療者がコントロールすることではありません。自らの見立てや枠組みをいったん脇に置き、利用者が自身の言葉で話せる場をつくること、そして「医療者が治す」のではなく「一人の人間としてともに在る」ことから始める姿勢を大切にしています。
初回訪問では形式的なインテーク問診から始めず、「この場に出会うまでの経緯」を本人のペースで語ってもらうことで対等な安心感を醸成します。また、疲弊しがちなご家族への支援においても、本人と家族の双方からの“言葉の矢印”を一度支援者に向けさせる構造をつくり、安全な対話の場を維持する工夫を行っています。
精神科訪問看護に特有の「不確実性」や「言葉にならない違和感」を個人の限界で終わらせないため、あえて直行直帰をとらず朝夕の対面ミーティングを重視しています。さらに「トキノのサイクル(価値観→考え方→型→行動)」を活用し、熟練スタッフの感覚的な実践を言語化してチーム全体で共有・継承する取り組みをご紹介しています。
精神科領域における「深化」とは、拠点の規模拡大だけでなく、現場で紡がれる一人ひとりの実践や信頼関係を組織の学びとして積み重ねていくことです。
不確実性の高い現場だからこそ、支援者が余白を持ち、チームで支え合える体制を今後も追求してまいります。ぜひ誌面をご一読いただければ幸いです!