・平成26年3月5日
公益社団法人全国精神保健福祉会連合会主催の英国メリデン版訪問家族支援技術研修に所長の進、所長補佐の藤田が参加しました。
「家族への支援」というのは近年日本でも注目されてきています。以前から「家族支援」という考え方もあります。
しかし、現在のところ日本は基本的に「本人への支援」というのと「家族への支援」というのが別れています。別々にする、あるいは別々に担当者がいる、というのがスタンダードだと思います。
英国メリデン版訪問家族支援の考え方では、「本人への支援と家族への支援が一体」という考え方です。
日本でも家族への支援というのはあるのですが、「施設」あるいは「病院」に「来てもらう」という形がほとんどであると思います。
英国メリデン版訪問家族支援では「個別の家庭に訪問」して「個別の家族支援」を行うのが当たり前になっています。
英国メリデン版訪問家族支援の日本での第一人者である、京都ノートルダム女子大学の佐藤純先生、英国ファミリーワークプログラム所長のグレイン・ファッデン博士、同じく英国ファミリーワークプログラム副所長で看護師であるクリス・マンセル氏、さらに、ファミリーワークプログラム職員で、ファミリーワークを実際に家族の立場で受けた経験のあるピーター・ウッドハムズ氏の講演もありました。
みのりの訪問看護の支援の想い、家族への想いと同じであり、大変勉強になりました。
今後日本でも同様の活動を広めていく動きに賛同しており、みのりとしても協力していきたいと思っております。