第17回全国精神保健福祉家族大会~みんなねっと京都大会~に参加してきました。

2025年9月6日、京都テルサで開催された「第17回全国精神保健福祉家族大会~みんなねっと京都大会」に、木下がボランティアスタッフ/参加者として参加しました。

今回のテーマは
「精神保健福祉の未来を描く ~家族ほっこりまるごと支援を目指して~」でした。

家族会の歩みと勇気をいただいた学び

みなさんはご存じでしたか?
地域の家族会は約60年前、京都・舞鶴の小さな集まりから始まったんです。
今では全国に広がっている活動も、最初はごく少数の方々の取り組みから始まりました。
その歴史を知ることで、やり続けることに対しての勇気をいただきました。

第一分科会「親亡き後をみすえた家族まるごと支援」

私は「第一分科会」の会場スタッフを担当させていただきました。
この分科会では、『ケアの脱家族化』の著者である佛教大学教授・塩満卓氏が座長を務められ、以下のシンポジストが発表されました。
1. 「親亡き後を生きる」
 シンポジスト:高橋健太氏(障害福祉サービス事業所「とまり木」)
2. 「きょうだいから見た親亡き後に求める支援」
 シンポジスト:赤岩綾氏(社会福祉士事務所にまめ)
3. 「親なきあと相談室」の実践
 シンポジスト:後藤寛子氏(大分県社会福祉事業団「親なきあと相談室」)

分科会の中で印象的だったのは、
・すでに「親亡き後」を経験し生活している人たちの声や情報が、今まさに不安を抱える家族や当事者にとって大きな支えになる可能性があるという言葉でした。

親の立場からの「心配」を超えて、実際に体験した方々の経験を共有していくことが、これからの支援の形を描く上で大切だと感じました。

全体を通して、家族支援の奥深さ、そして「つながり」の力を改めて実感する1日となり、ボランティアスタッフという体験の中で、より近くで大会の熱気に触れることができました。ありがとうございました。

みんなねっと(公益社団法人全国精神保健福祉会連合会)のページ

「ケアの脱家族化〜統合失調症者と親双方の自律を支援するソーシャルワーク