2024年9月20日、日本精神科看護協会 福島県支部 にて、弊社 小瀬古がオンライン研修「横綱級対応困難な患者への対応」の講師を務めました。
今回の研修では、支援者が「対応困難」と感じる場面の背景に目を向け、当事者の置かれている状況や感情をどのように理解し、支援に活かしていけるかをテーマに対話を深めました。
困難の裏側にある「苦しさ」を理解する
支援の現場では、「どうしてこんな行動をするのか」「なぜうまく関わりが進まないのか」といった戸惑いや難しさに直面することがあります。しかし、その裏には「支援者を困らせよう」という意図があるわけではなく、多くの場合、当事者自身が感情の波や症状による苦しさを抱えています。
そのような背景を理解するための鍵となるのが「対話」です。表面的な言動だけで判断せず、対話を通して背景や思いに近づくことが、支援の質を大きく変える第一歩になります。
オンラインでも「学び」を深める時間に
今回はオンライン研修でしたが、会場には多くの参加者が集まり、対話やワークを交えながら進行しました。現場でよくある困難事例を題材に、参加者同士の意見交換や小瀬古からの解説を通して、支援者としての理解や対応の視点が深まる時間となりました。
まとめ
「対応困難」と感じる場面の背後には、当事者の苦しさがあります。その苦しさに近づき、共に歩むためには、対話を軸にした支援が欠かせません。今回の研修を通して、参加者の皆さまの実践がより豊かで柔軟なものになることを願っています。
今後も弊社では、精神科訪問看護・支援の現場で役立つ実践的な研修・講座を各地で展開してまいります。
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