三重県立子ども心身発達医療センター様にて 「トラウマインフォームドケア -トラウマの正体と取り扱い-」をテーマに研修を実施しました。

開催日:2025年8月4日

このたび、三重県立子ども心身発達医療センター様にて精神看護専門看護師である中村創が「トラウマインフォームドケア -トラウマの正体と取り扱い-」をテーマに研修講師を務めました。


研修の内容

被虐待体験を持つ子どもや、トラウマを抱える方と向き合うために欠かせない視点として、

  • 脳や感情のメカニズム

  • 心理的側面からの理解

  • 再トラウマ化を防ぐ支援のポイント

  • 現場で活かせる具体的な看護の視点

についてお伝えしました。

後半はリフレクション(振り返り)を取り入れた演習を行い、参加者の皆さんと共に「自分の支援をどう活かせるか」を実践的に考える時間となりました。


参加者の声

研修後のアンケートでは、

  • 「研修のわかりやすさ」:4.33点(5点満点中)

  • 「研修に対する期待に対する満足度」:4.28点(5点満点中)

と高い評価をいただきました。

自由記述では、

  • 「とてもわかりやすく勉強になった」

  • 「専門用語が苦手でも理解できた」

  • 「看護と心理学の両方からの説明が新しい学びになった」

といったご感想が多く寄せられました。

一方で、「後半をもっとじっくり聴きたかった」という声もあり、学びへの意欲の高さを感じるとともに、私自身の研修構成への課題も見つかりました。


今後に向けて

看護部長様、企画ご担当者様からは「来年もぜひお願いします」と嬉しいお声がけをいただきました。

今回の研修は、私自身にとっても学びと振り返りの多い貴重な機会となりました。

引き続き、現場で役立つトラウマインフォームドケアの普及に取り組んでまいります。