講演で世良さんは1976年からアルコール依存書の看護をはじめて40年間、病棟、外来の管理職者を経て去年退職し現在に至ります。医療自体がイネーブリングを行っていた時代から経験と時間を経て今の看護のカタチを形成して来ています。以下がとても印象に残った言葉。
「生活の中で、アルコールについて葛藤する事、不安を抱く事が必要。だから簡単に手を出したりアドバイスしたりしない。事実を共有する。」
「自分を使う関わり。相手に会わせず、自分らしさを出していく事。」
佐藤がみのりで働こうと思ったきっかけも「本人主体の看護」という部分がアルコール依存症者の回復過程に寄り添う看護と全く同じアプローチだと感じたところであり、まさに世良さんの講義は依存症者だけでなくその他の精神疾患患者、家族、に対して自分次第の人生を歩んでいく行動のサポートだなと思いました。